

吾輩(わがはい)もネコである。名前は、マル。四国の愛媛県を3度も旅したクールなハチワレ猫として有名だ。最初の記憶は松山市の捨てネコカフェ。そこでアンナという人間の女の子と会い、道後の家で一緒に暮らすようになる。アンナはオレの大親友。人間たちがオレを「かわいくない」と言ってきても、アンナは一人「マルはクールなの!」と守ってくれた。でも、ある晩、窓の外から黒いメスネコがオレに告げた。「気高き者よ。その目で広い世界を見るのです──」
ニャーーーーーン! 体の奥底に震えを感じ、オレはアンナの家を飛び出した。ある時はあの日の黒ネコを探すため、ある時は病を治す秘密の泉を探すため、そしてある時は最高のダンスを踊るため。旅の途中、オレはいろんなものを見た。大切な仲間たちとの出会いと別れ、そして恋。冒険はいつだってオレに大切なものを教えてくれる。「もっと広い世界を見てみたい」。乗り込んだ船が向かった先は兵庫県。そこには五つの国があるという。きっと胸躍る体験が待っているに違いない──。
愛媛新聞と神戸新聞をまたにかけた、地方紙史上かつてない壮大なプロジェクトがここに始動。デブ猫マルの愛と哀しみの物語、ついに開幕!
外湯巡りが楽しい城崎温泉、風情ある雰囲気の湯村温泉、天空の城と呼ばれる竹田城など見どころがいっぱい。日本海で採れるカニやハタハタ、イカが絶品なんだって。オレも食べてみたい!
外湯巡りが楽しい城崎温泉、風情ある雰囲気の湯村温泉、天空の城と呼ばれる竹田城など見どころがいっぱい。日本海で採れるカニやハタハタ、イカが絶品なんだって。オレも食べてみたい!
明石海峡を超えた西側のエリアが播州。ここの人たちは播州弁っていう独特の言葉を使っていたよ。最初はびっくりしたけれど、実は相手を思いやる言葉が多いんだ。「国宝」の姫路城がみんなの誇りで、白い城郭は青空に映えてまばゆかったゾ。
明石海峡を超えた西側のエリアが播州。ここの人たちは播州弁っていう独特の言葉を使っていたよ。最初はびっくりしたけれど、実は相手を思いやる言葉が多いんだ。「国宝」の姫路城がみんなの誇りで、白い城郭は青空に映えてまばゆかったゾ。
日本っていう国が誕生した原点がここらしい。国生み神話っていうんだって。物語だね。島なんだけど、島の中には高い山がたくさんあるんだ。なんだか懐かしい匂いがする。見どころは北側の明石海峡大橋と、南側の渦潮。渦潮は世界遺産の登録を目指しているんだ。
日本っていう国が誕生した原点がここらしい。国生み神話っていうんだって。物語だね。島なんだけど、島の中には高い山がたくさんあるんだ。なんだか懐かしい匂いがする。見どころは北側の明石海峡大橋と、南側の渦潮。渦潮は世界遺産の登録を目指しているんだ。
丹波栗に黒枝豆、小豆、そしてマツタケ。何を食べてもおいしいものだらけの丹波地域。大昔は恐竜もいたとか。デカンショ節っていう盆踊りが有名らしい。「ヨォーイ、ヨーイ、デッカンショ♪」 なんだか踊りたくなってきた!
丹波栗に黒枝豆、小豆、そしてマツタケ。何を食べてもおいしいものだらけの丹波地域。大昔は恐竜もいたとか。デカンショ節っていう盆踊りが有名らしい。「ヨォーイ、ヨーイ、デッカンショ♪」 なんだか踊りたくなってきた!
オレの新たな旅の出発地だ。海から見た神戸の夜景はきれいだったなぁ。オレが立ち寄った〈神戸栄光教会〉のほかにも、イスラム教やユダヤ教っていう宗教の教会、お寺や神社もたくさんあったよ。色んな神様を信じている人たちが住んでいるんだって。だから世界の玄関ってよばれるのかな。
オレの新たな旅の出発地だ。海から見た神戸の夜景はきれいだったなぁ。オレが立ち寄った〈神戸栄光教会〉のほかにも、イスラム教やユダヤ教っていう宗教の教会、お寺や神社もたくさんあったよ。色んな神様を信じている人たちが住んでいるんだって。だから世界の玄関ってよばれるのかな。
神戸や大阪に近いから、早くから鉄道が整備されたらしく、大きな町があちこちにあるんだ。甲子園球場や宝塚歌劇場って有名な施設があるのもここ。自然がまだ至るところに残っていて、武庫川や夙川沿いの桜並木はホントにきれいなんだ。
神戸や大阪に近いから、早くから鉄道が整備されたらしく、大きな町があちこちにあるんだ。甲子園球場や宝塚歌劇場って有名な施設があるのもここ。自然がまだ至るところに残っていて、武庫川や夙川沿いの桜並木はホントにきれいなんだ。